誰もが知る中国の世界遺産・万里の長城。
世界中からこの巨大な素晴らしい城壁を見る為に人々が集まってきます。
最も人気のある観光名所ですが、多くの方々が足を運ぶのが、
首都北京からほど近い「八達嶺(はったつれい)長城」では無いでしょうか?
総延長21,196,18kmにもなる世界最長の城壁。
北京の遥か西から続くこの城壁の、始点となるのが甘粛省嘉峪関。
たった6時間の短い観光時間でしたが、
中国が誇る世界最長・最古の城壁の歴史のスタート地点をしっかりと見て来ました!
嘉峪関への行き方は?
私は夫との夫婦二人旅で、張掖西駅から嘉峪関南駅まで電車を使いました。
距離にして約225km。 時間は2時間10分位です。
因みに金額は2等席で一人65.5元(日本円で980円位)です。
上海→張掖(飛行機)、張掖→嘉峪関(電車)で行きました。
時間が有ればウルムチや敦煌にも行きたかったぁ~。
嘉峪関には空港も有るので、西安からは直行便で2時間10分程度
北京からは蘭州や西安経由で6時間位から行く事が出来ます。
ただ要注意なのは、別の記事にも書きましたが、
中国の飛行機は本当に遅延が多いので、
乗り換え時間に余裕を持ってチケットを購入して下さい。
正直言って、空港で何時間も待たされる位なら、
最初から鉄道使った方が早いかもしれません。快適だし。
長城第一墩 ここから始まった!長城最西端の地
嘉峪関には多くの長城にまつわる観光スポットがありますが、
長城第一墩を是非見に行って頂きたいです。
長城第一墩 では正に長城建設の第一歩となった
土の塊((;^ω^)…他に言い方あるだろ!って感じですが)を見る事が出来ます。
入り口で入場料とバスのチケットを購入します。(歩く場合は30分程度)
このチケット、嘉峪関内の他のスポットとの回遊チケットで、
提示を求められましたので、無くさない様にしましょう。
バスに揺られる事、数分。
ただっ広い平地の右手から奥に掛けて、薄茶色の城壁が続いているのが確認出来ます。
長城第一墩歴史文化体験館の様子
バスを降りると、歴史体験館が有りました。
地下に作られているようです。
中はこんな感じ。遊んでるのは夫です。笑笑
当時の憲兵さんの石像ですね。
長城建設開始時から現在までの建設の様子や、
最西端から最東端までの各関所の紹介等がされています。
売店もあり、シルクロードの旅を想わせるお土産が並べられてました。
しっかり隅々まで見学すると、30分以上は必要かと思います。
展望台からはすぐ脇にある崖と物見台、河の様子、
その奥にはゴビ砂漠が広がり、雄大な中国の景色を眺める事が出来ます。
長城第一墩 現在も残る長城起点の姿
体験館を出て更に奥に進むと、石碑と大きな土手のような
粘土の塊が見えて来ます。
遂に到着ー!!これを見る為にはるばるやって来たのです!
これが長城の西のスタート地点。
修復されずにそのまま残されています。長い年月が経ち、風化しています。
この城壁をたどって歩き続けると、
首都北京までたどり着けると言う事ですね。(ちょっと無理かな 笑)
想像を絶する距離感です。
紀元前から建築がスタートされたこの万里の長城。
歴代の王朝によって、場所や形まで様々に変貌を遂げながら、現存する最古の城壁。
正に世界遺産ですね。
長城第一墩見学のチケットや営業時間は?
夏季と冬季で営業時間と料金が変わりますので、注意して下さいね!
営業時間
夏季:5月1日~10月31日 8:30~20:00
冬季:11月1日~4月30日 8:30~18:00
チケット料金(全て一人につき)
回遊(嘉峪関関城・長城博物館・懸壁長城を含む)チケット 夏季120元、冬季100元
長城第一墩のみの入場チケット 夏季22元、冬季11元
長城第一墩景区内のバスチケット 12元
私達が行ったのは8月の日曜日でしたが、
他の観光客は少なく、十数名位しか見かけませんでした。
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